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症例
成人型Chiari奇形の5手術例
著者: 下瀬川康子1 新妻博1 新海準二1 鈴木二郎1 望月広2
所属機関: 1東北大学脳研脳神経外科 2東北大学脳研神経内科
ページ範囲:P.321 - P.325
文献購入ページに移動Chiari I型奇形は,多くは成入に認められるが,その症状はしばしば多彩であり,他の大孔部奇形,syringo-myelia,頸髄腫瘍などとの鑑別は必ずしも容易でない.また前二者とは,Chiari奇形そのものが合併して認められることもあり,診断上注意を要する.しかし,highresolution CTの登場により,頸部のかなり詳細な所見を非侵襲的にとらえることが可能となり,特にCT me-trizamide myelographyを行うことにより比較的容易に本症の診断ができるようにな一、た.著者らはCT metri-zamide myelography導入後2年間で5例の成人型Chiari奇形患者を経験し,手術を行ったので報告し,若干の考察を加える.
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