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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科13巻3号

1985年03月発行

文献概要

症例

松果体部血腫の1例

著者: 馬場元毅1 杉浦和朗1 滝沢英夫1 立沢孝幸1 鎌塚栄一郎1 葉山典泰1 亀田典章2 秋間道夫2

所属機関: 1東京労災病院脳神経外科 2東邦大学病理教室

ページ範囲:P.337 - P.342

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I.はじめに
 松果体部は出血あるいは血腫形成の場としては稀な部位である.
 著者らは最近,比較的突然に視力障害をきたし,CTスキャン上,松果体部に高吸収域を認める症例を経験した.20年前の鞍上腫瘍の既往歴から松果体腫瘍の疑いで摘出術を行ったが,組織学的検索では腫瘍細胞は認められず,単なる血腫と診断せざるを得なかった.この稀な経験をもとに,その出血源について文献的考察を試みた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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