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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科13巻4号

1985年04月発行

文献概要

研究

脳神経外科手術におけるフィブリン糊の使用

著者: 福本達1 松島善治1 富田修一1 稲葉穰1

所属機関: 1東京医科歯科大学脳神経外科

ページ範囲:P.367 - P.373

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I.はじめに
 フィブリン糊(fibrin glue)は,生体物質を基剤とした接着剤として,人工接着剤に代わり各科領域で使用されつつあるが2,10,11),脳神経外科領域ではその使用報告が少なく,使用方法もまだ確立されていない.
 フィブリンが組織接着剤として初めて使用された報告は,1940年Youngらの動物実験による末梢神経吻合にさかのぼる13).その後,フィブリン安定化因子の発見,精製や血液製剤製造技術の進歩により,1972年Matrasらの神経吻合の優れた成績をはじめとして5),フィブリン糊についての応用研究が進められ,臨床的にもその有用性が報告されるようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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