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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科13巻4号

1985年04月発行

文献概要

研究

CT誘導定位脳手術の経験

著者: 滝沢貴昭1 佐藤昇樹1 松本皓1 佐能昭1 高橋一則1 村上裕二1 大田浩右1

所属機関: 1大田病院脳神経外科

ページ範囲:P.375 - P.381

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I.はじめに
 CT scanが脳神経外科疾患の診断に有用であることはもはや異論をみないが,近年定位脳手術法との組み合せにより各種脳神経外科的治療にも利用されるようになってきた.CT scan専用定位脳手術装置の開発は,1977年頃より始まったが,その手術法は大きく2つに分けられる.すなわちCT室でCT撮影をしながら手術する方法と,手術に必要な座標データを術前に得られるように工夫された装置を頭部に固定してCTを撮影し,得られた座標軸に基づいて手術を施行する方法である.私どもは,このたび後者の代表的装置であるBrown-Roberts-Wells(BRW)stereotactic system(Trent Wells Inc.,South Gate,California)を本邦で最初に使用し,種々のCT誘導定位脳手術を施行する機会を得たので,その経験を紹介し,本法の応用と問題点,将来の展望について若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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