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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科13巻4号

1985年04月発行

文献概要

研究

小児髄膜腫の臨床病理像—悪性髄膜腫を中心に

著者: 遠山隆1 久保長生1 田鹿安彦1 井上憲夫1 田鹿妙子1 氷室博1 喜多村孝一1

所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科

ページ範囲:P.383 - P.389

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I.はじめに
 小児の髄膜腫は成人に比して比較的稀な腫瘍である.その頻度は15歳未満の小児脳腫瘍中,Matson6)0.4%,若井ら14)1.4%,Mendirattaら7)1.5%,Koosら5)2.2%,全国統計9)2.3%である.今回われわれは15歳未満の小児脳腫瘍167例のうち6例(3.6%)の髄膜腫を経験し,そのうち3例が悪性髄膜腫であったので,この3症例を中心に,その臨床病理学的所見について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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