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研究
ヌードマウス移植脳腫瘍に対するインターフェロンならびに各種抗癌剤の抑制効果
著者: 中村治1 丸尾幸嗣2 上山義人3 野村和弘1 高倉公朋4
所属機関: 1国立がんセンター脳神経外科 2実験動物中央研究所 3東海大学病理学教室 4東京大学脳神経外科
ページ範囲:P.503 - P.508
文献購入ページに移動1969年Rygaard18)らによりヒト癌のヌードマウスへの移植が成功して以来,癌研究にこのヒト癌移植ヌードマウスモデルが用いられる機会が多くなってきた.中枢神経系腫瘍をヌードマウスに移植した際の成功率,継代による組織変化,現在脳腫瘍に使われている薬剤(BCNU,PCZ,CCNUなど)の感受性についての報告もみられる.
われわれはヌードマウスに10代以上継代し,増殖が安定したヒト脳腫瘍6株につき,ACNU,vincristine,bleomycinなど,各種抗癌剤の感受性を観察してきたが,今回ヒトinterferonの効果を脳腫瘍6株について併せて検討した.
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