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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科13巻5号

1985年05月発行

文献概要

研究

ヌードマウス移植脳腫瘍に対するインターフェロンならびに各種抗癌剤の抑制効果

著者: 中村治1 丸尾幸嗣2 上山義人3 野村和弘1 高倉公朋4

所属機関: 1国立がんセンター脳神経外科 2実験動物中央研究所 3東海大学病理学教室 4東京大学脳神経外科

ページ範囲:P.503 - P.508

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I.はじめに
 1969年Rygaard18)らによりヒト癌のヌードマウスへの移植が成功して以来,癌研究にこのヒト癌移植ヌードマウスモデルが用いられる機会が多くなってきた.中枢神経系腫瘍をヌードマウスに移植した際の成功率,継代による組織変化,現在脳腫瘍に使われている薬剤(BCNU,PCZ,CCNUなど)の感受性についての報告もみられる.
 われわれはヌードマウスに10代以上継代し,増殖が安定したヒト脳腫瘍6株につき,ACNU,vincristine,bleomycinなど,各種抗癌剤の感受性を観察してきたが,今回ヒトinterferonの効果を脳腫瘍6株について併せて検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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