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研究
Rous sarcoma virus誘発培養脳腫瘍細胞の移植犬脳腫瘍における電子顕微鏡学的研究
著者: 志村俊郎14 平野朝雄1 檜前薫2 竹下岩男3
所属機関: 1モンテフィオーレ・メディカルセンター神経病理部門 2アルバート・アインシュタイン医科大学脳神経外科 3九州大学脳研外科 4日本医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.521 - P.528
文献購入ページに移動Rous sarcoma virus(以下RSVと略す)による実験脳腫瘍の形成は,1962年のSpencerとGroupe21)の報告を初めに,その後現在まで,本実験脳腫瘍の形態学的報告は,主にマウス11),ハムスター3,15,17),ラット4)などの各種小動物について,主に本腫瘍と膠腫あるいは肉腫などのヒト脳腫瘍との類似性を求めて論じられてきた.
一方,臨床医学面ではNMRあるいはポジトロンCTスキャンが開発され,そのために大動物の実験脳腫瘍モデルの必要性がさらに注目されてきた.
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