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総説
聴神経腫瘍手術の変遷と問題点
著者: 戸谷重雄1 塩原隆造1
所属機関: 1慶応義塾大学脳神経外科
ページ範囲:P.591 - P.599
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聴神経腫瘍は全脳腫瘍の7-8%を占める.
聴神経腫瘍に関する最初の報告は,1777年Sandifort79)による剖検例の記載である.その後臨床報告が散見されたが,1894年になって,はじめてBallance5)により後頭下開頭による聴神経腫瘍の手術成功例が報告された.その後今日まで,約1世紀の間,数多くの工夫が聴神経腫瘍手術の成績向上のためになされている.
聴神経腫瘍は全脳腫瘍の7-8%を占める.
聴神経腫瘍に関する最初の報告は,1777年Sandifort79)による剖検例の記載である.その後臨床報告が散見されたが,1894年になって,はじめてBallance5)により後頭下開頭による聴神経腫瘍の手術成功例が報告された.その後今日まで,約1世紀の間,数多くの工夫が聴神経腫瘍手術の成績向上のためになされている.
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