文献詳細
文献概要
研究
Halo vestの使用経験
著者: 小柳泉1 井須豊彦1 岩崎喜信1 秋野実1 宮町敬吉1 杉本信志1 阿部弘1 斎藤久寿2 井原達夫2
所属機関: 1北海道大学脳神経外科 2釧路労災病院脳神経外科
ページ範囲:P.615 - P.621
文献購入ページに移動頸椎外傷や頸椎固定術後の外固定としては臥床による安静が広く行われているが,長期間の臥床は,患者の苦痛も大きく,体位交換や清拭の際に頸部が動く可能性もある.
われわれは1982年以降,強力な頸椎の外固定を必要とした症例に対してHalo vestを使用してきたが,多くの症例で早期離床が可能であり,固定性もほぼ満足できるものであった.われわれのHalo vestの使用経験を報告し,その有用性について検討を加える.
掲載誌情報