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核と錯覚,NMRとMRI
著者: 松岡健三1
所属機関: 1愛媛大学脳神経外科
ページ範囲:P.705 - P.705
文献購入ページに移動昨年11月,米国の病院数ヵ所を訪問する機会に恵まれた.NMRやPETの機種と普及度を調査するのが旅行の主目的の1つであった.Mayo Clinicを訪れた折り,ここの数少ない日本人教授の1人であるNeurologyの柳原武彦教授から「今米国ではNMR-CTと言わずにMRI(Magnetic Resonance Imaging)と呼ぶことになっている」と教えていただいた.理由は,NMRのNuclearという語が被験者に無用の恐怖心を起こさせるからとのことであった.当然のことながら,米国でも核のイメージはよくないのである.
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