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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科13巻7号

1985年07月発行

文献概要

研究

術後髄膜炎例における髄液尿酸濃度の経時的測定の意義

著者: 上田孝1 木下和夫1 脇坂信一郎1 安達寛2

所属機関: 1宮崎医科大学脳神経外科 2宮崎医科大学麻酔科

ページ範囲:P.719 - P.724

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I.はじめに
 脳内核酸代謝および神経障害の程度を知る目的で,各種脳疾患例において髄液中の尿酸を測定する試みがなされてきた2,3,10,13-16,18,19).しかしながら,その病態の推移に合わせ,経時的に測定した報告は少なく4,7),その意義についてもいまだ明らかではない.そこで今回は,脳神経外科的手術後に生じた急性髄腔内感染症に対し,経時的に髄液を採取し,臨床症状,髄液細胞所見および髄液尿酸との関連について検討し,いくつかの知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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