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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科13巻8号

1985年08月発行

文献概要

解剖と中心とした脳神経手術手技

胸郭出口症候群の手術

著者: 立石昭夫1

所属機関: 1帝京大学整形外科

ページ範囲:P.817 - P.823

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はじめに
 胸郭出口症候群は左右の第1肋骨でかこまれた胸郭出口あるいはその近傍において腕神経叢を形成する神経,あるいは鎖骨下動静脈が圧迫されるために生ずる症候群である.その症状は多彩であるが,大部分の症例で何らかの神経症状を伴っている.また誘発試験を行って症状を誘発できるかどうかも正しい診断には大切である.治療は原則的には保存的に行う.手術適応は保存的治療が無効で症状が強く,日常生活または職業遂行に支障のある症例である.術後の治療成績を良好にするためには診断を正しくつけること,および手術適応を厳密に選ぶ必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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