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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科13巻8号

1985年08月発行

文献概要

研究

転移性脳腫瘍の外科的治療成績について

著者: 小林清市1 古城信人1 宮城潤1 上垣正己1 小林清吉1 潟山雅彦1 杉田保雄1 渡辺光夫1 倉本進賢1

所属機関: 1久留米大学脳神経外科

ページ範囲:P.825 - P.830

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I.はじめに
 転移性脳腫瘍の発生頻度はCTスキャンの普及および悪性腫瘍患者の生存期間の向上とともに増加する傾向にあるが,その治療に関しては依然として困難な問題が横たわっている.
 私どもの教室で脳腫瘍に対する外科的治療を開始して以来,1982年12月までの過去15年間に扱った全脳腫瘍症例は850例で,うち転移性脳腫瘍は85例で,10%を占めている.今回,私どもはこの85例についてその治療成績を検討したので,その結果を述べるとともに本疾患に対する外科的治療の現況と将来の展望に関して若干の考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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