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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科13巻8号

1985年08月発行

文献概要

研究

Ca2+拮抗剤(Diltiazem)の髄液腔内投与による脳血管攣縮寛解効果—動脈内投与との比較ならびに髄液腔内濃度の検討

著者: 福岡秀和15 高木卓爾1 永井肇1 堀田健2 藤本征五3 内藤一秋4

所属機関: 1名古屋市立大学脳神経外科 2名古屋市立大学生理 3名古屋市立大学薬理 4田辺製薬生物研究所 5掛川市立総合病院脳神経外科

ページ範囲:P.839 - P.843

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I.はじめに
 脳動脈瘤破裂後のくも膜下出血によって発生する脳血管攣縮には,臨床上しばしば遭遇するが,その治療は困難で効果的な対策は見いだされていない.
 著者ら3,14,14,15)は,脳血管平滑筋においても骨格筋と同様,収縮,弛緩の調節機序にCa2+が直接関与していることを明らかにし,Ca2+拮抗剤が実験的脳血管攣縮の寛解に効果があることを報告してきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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