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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科13巻8号

1985年08月発行

文献概要

研究

CT-controlled stereotactic operationによる高血圧性脳内血腫除去術—その1 理論と手術術式について

著者: 七條文雄1 松本圭蔵1

所属機関: 1徳島大学脳神経外科

ページ範囲:P.845 - P.852

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I.はじめに
 computed tomography(CT)の精度と機能の向上とともに,CTを利用した定位脳手術,いわゆるCT-gui-ded stereotactic operationが,脳内血腫除去2,4,7,8,11),脳腫瘍の生検1,3,5,6,9,10,16,17,20),腫瘍内照射15),嚢腫吸引6),脳膿瘍ドレナージ10,15)などに応用されている.これらの多くの手術法は,手術目標点の位置決定のために補助的にCTの情報を利用する程度で,CTを術中にとりながら定位脳手術を行うという手術法についての報告は数少ない9-12,16)
 われわれは,最近,CT装置に直接定位脳手術装置自体を組込み,CT画像から直接的にデータを得て,穿刺針の方向を修正し,またその深さを求めて,意図する手術目標点に達するという,いわば"CT-controlled ster-eotactic operation"とでもいうべき方法を考案し,これを行って満足すべき手術結果を得た.ここでは,まずこの手術法の理論と術式について述べる.臨床例については,ひきつづき稿を改めて呈示する19)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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