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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科13巻8号

1985年08月発行

文献概要

症例

急性硬膜下血腫を合併した末梢性前大脳動脈瘤の2症例

著者: 伴貞彦1 佐藤慎一1 山本豊城1 尾形誠宏1

所属機関: 1神戸市立中央市民病院脳神経外科

ページ範囲:P.911 - P.916

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I.はじめに
 非外傷性硬膜下血腫の原因として,動脈が出血源となる場合が意外と多い7,11).このうち脳動脈瘤破裂による硬膜下血腫の発生頻度は,臨床例では0.5-7.9%1-4,10,16,17),剖検例では1.9-17%8,10,12,17)といわれている.このなかでも末梢性前大脳動脈瘤破裂による急性硬膜下血腫例の報告は,われわれの知り得た範囲では4例4,5,7)と極めて少ない.
 今回われわれは,術前に急性硬膜下血腫の存在を診断し,血腫除去,動脈瘤根治術を同時に行い良好な結果を得た末梢性前大脳動脈瘤2症例を経験したので,文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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