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総説
破裂脳動脈瘤症例における精神症状
著者: 貫井英明1
所属機関: 1山梨医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.933 - P.943
文献購入ページに移動I.はじめに
近年破裂脳動脈瘤に対する治療成績が著しく向上して死亡率が低下したため,破裂脳動脈瘤における治療成績を論ずる際には患者の社会復帰率およびその時期,社会復帰の状態が問題とされてきている.したがって治療前後の神経機能脱落症状の状態およびその推移を詳しく分析し,さらに治療方法,治療時期とその関連を検討することが重要であると考えられ,数多くの報告がなされている.
しかし破裂脳動脈瘤例において,その社会復帰に大きな影響をおよぼすと思われる精神症状を詳細に検討した報告は少ない.
近年破裂脳動脈瘤に対する治療成績が著しく向上して死亡率が低下したため,破裂脳動脈瘤における治療成績を論ずる際には患者の社会復帰率およびその時期,社会復帰の状態が問題とされてきている.したがって治療前後の神経機能脱落症状の状態およびその推移を詳しく分析し,さらに治療方法,治療時期とその関連を検討することが重要であると考えられ,数多くの報告がなされている.
しかし破裂脳動脈瘤例において,その社会復帰に大きな影響をおよぼすと思われる精神症状を詳細に検討した報告は少ない.
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