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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科13巻9号

1985年09月発行

文献概要

研究

Cefotiam(CTM)の髄液移行について—CTとの関連

著者: 吉原高志1 北岡保2 冨原健司2 野村雅之2 魚住徹1

所属機関: 1広島大学脳神経外科 2県立広島病院脳神経外科

ページ範囲:P.965 - P.971

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I.はじめに
 抗生物質には,血液中に投与した場合,正常な脳や脳脊髄液(以下,髄液と略す)に移行するものと移行しないものとがあることはよく知られている.しかし正常では移行しない抗生物質でも,炎症,出血,腫瘍などのあるときは移行することがある.われわれは髄液ドレナージを行った患者にセフェム系の抗生物質であるcefotiam(CTM)を投与し,経時的な髄液移行について測定した.また,ヨード造影剤の髄液移行,CT所見をあわせて検討し,知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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