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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科13巻9号

1985年09月発行

文献概要

症例

抗結核療法中に発生した脳結核腫の1例

著者: 山本信孝1 角家暁1 中村勉1 江守巧1 郭隆璫1 広瀬源二郎2

所属機関: 1金沢医科大学脳神経外科 2金沢医科大学神経内科

ページ範囲:P.1007 - P.1011

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I.はじめに
 脳結核腫は近年激減したとはいえ,ときに報告があり,抗結核療法中に発生することすらある.かつて抗結核剤のなかった頃は,脳結核腫に対する手術は術後に結核性髄膜炎の発生する危険が伴い,安全なものではなかった.現在では化学療法のみで脳結核腫の治療が可能な場合も多くなった.今回,抗結核療法中に脳結核腫を生じ,手術療法を行って治癒せしめた1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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