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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻1号

1986年01月発行

文献概要

華と暗

著者: 神野哲夫1

所属機関: 1藤田学園保健衛生大学脳神経外科

ページ範囲:P.5 - P.5

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 我々脳神経外科医の治療の究極の目的が,患者をしてreturn to useful social lifeたらしめることにあることは異論がなかろう。しかし,御存知の如く,これがなかなか難しい.
 return to useful social life,あるいはactivity of daily life I (ADL1)とは,重篤な神経症状を残さず,患者はしっかりとした独歩で退院後,通院し,元の会社や職場に戻ったことが確認され,元通り仕事をしている等々を総合して判定されるものであろう.しかし,現実には,これらの判定が,あの短い外来診察の時間の中で行われており,学会発表の時などは,それらのカルテをひっくり返したり,アンケートの手紙を送ったりして,統計をとっている.少なくとも,私はお恥しいながらそのようにして調べてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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