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研究
Moyamoya病の長期追跡脳血管写—小児期発症成人移行例について
著者: 高橋明1 藤原悟1 鈴木二郎1
所属機関: 1東北大学脳研脳神経外科
ページ範囲:P.23 - P.29
文献購入ページに移動われわれはMoyamoya病小児例のほとんどが,脳血管写上,経時的に変化・進行してゆくことをとらえ,その過程を6期相に分類した4,6,7).しかし,これら小児例が成人に移行した場合,その脳血管写所見がいかなる経過をたどるのかについては未検討であった.さらにこの問題を解明することにより,本症小児例と成人例がはたして同じ疾患であるのか,成人例のなかには小児期発症成人移行例の他に成人期発病例が含まれているのかなど,本症に関する重要な問題を解決する示唆が得られるものと考えられた.そこで今回は,われわれの追跡症例のうち,小児期に発症し成人に移行した症例に対し,追跡脳血管写を施行し,若干の興味ある知見が得られたので報告する.
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