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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻1号

1986年01月発行

文献概要

症例

多発性神経膠腫の1剖検例

著者: 志村俊郎13 平野朝雄1 中洲敏1

所属機関: 1モンテフィオーレ・メディカルセンター神経病理部門 2モンテフィオーレ・メディカルセンター神経放射線部門 3現 日本医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.97 - P.101

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 I.はじめに
 神経膠腫は単発性であることが一般の通説となっている8).しかしながらCT scanの発達で多発性に発生する臨床例が観察されている.事実,当Montefiore病院においても,本症例を含み最近3例のmultifocal glio—maの生検例を経験している.本症例以外のこれらの他の2症例は,生検のみのためmultifocal gliomaと断定することはできなかったが,著者らは,ここに術前CTscanにより多発性病巣を認め,生検および剖検にて免疫組織学的検索を併せ行い,multifocal gliomaと診断した1剖検例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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