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解剖を中心とした脳神経手術手技
Bifrontal interhemispheric approachによるCarotid-ophthalmic aneurysmの直達手術
著者: 鈴木二郎1 金城利彦1 溝井和夫1
所属機関: 1東北大学脳研脳神経外科
ページ範囲:P.1175 - P.1181
文献購入ページに移動carotid-ophthalmic areurysmは全脳動脈瘤の約1-5%9,16)と比較的稀な動脈瘤であるが,その解剖学的特異性から直達手術は困難であるとされてきた,1968年,Drake5)によりその直達手術の報告が成されて以来,数多くの報告がみられ1,15,20,21,25),特に近年は手術アプローチに関する種々の検討が相次いでいる2,3,4,6,8,10,13,14,17,19,26,27).しかし,これらはほとんどが一側前頭側頭開頭のいわゆるpterional approachを用いた手術である.一方,われわれはcarotid-ophthalmic aneurysmに対しては初期の1例を除いて一貫して両側前頭開頭23)によるinterhemispheric approachを用いてきた.本稿ではわれわれが経験した23例の直達手術症例を基に,carotid—ophthalmic aneurysmに対するinterhemispheric ap—proachの手術の要点と有用性について述べる.
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