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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻10号

1986年09月発行

文献概要

症例

脳腫瘍の放射線療法により誘発された髄膜腫の1例

著者: 加藤正哉1 小川彰2 鈴木晋介1 今田隆一1 和田徳男2 吉本高志3

所属機関: 1公立気仙沼総合病院脳神経外科 2国立仙台病院脳神経外科 3東北大学脳研脳神経外科

ページ範囲:P.1223 - P.1228

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I.はじめに
 髄膜腫の病因に関しては,その他の腫瘍一般と同様に確立した見解は得られていない,しかし,Cushing5)が外傷が発生の要因の1つであることを唱えて以来,成因に関して数多くの論議がかわされており,放射線照射もその要因の1つに数えられている.
 今回われわれは,第3脳室腫瘍に対して放射線療法を行った後に14年を経て発生した左側頭部巨大髄膜腫の症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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