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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻11号

1986年10月発行

文献概要

研究

慢性硬膜下血腫術後再発例の対策—Ommaya tube設置法

著者: 古賀久伸13 堤健二1 宮崎隆義2 宮崎久彌2

所属機関: 1公立みつぎ総合病院脳神経外科 2宮崎脳神経外科病院 3現籍 長崎大学脳神経外科

ページ範囲:P.1319 - P.1322

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I.はじめに
 慢性硬膜下血腫に対する穿頭術は開頭術に劣らぬものと評価され,一般に行われている.しかし術後血腫の再貯留をきたすことは稀ではなく,多くは38%という報告もある2,9,13).これに対して外ドレナージを行うなどの対策が試みられているが1,2,4,8,12),いずれも充分とはいい難い.
 われわれは穿頭血腫除去後にOmmaya tube(以下OT)を設置することにより良好な成績を得たので報告し,考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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