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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻12号

1986年11月発行

文献概要

症例

頭蓋内舌下神経鞘腫の1例

著者: 倉光徹1 清木義勝1 柴田家門1 寺尾栄夫1

所属機関: 1東邦大学脳神経外科

ページ範囲:P.1463 - P.1469

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I.はじめに
 頭蓋内神経鞘腫は全脳腫瘍のうちの7.5%を占め,そのほとんどは聴神経および三叉神経より発生し13,20,24),他の神経より発生することは稀である.特に頭蓋内舌下神経鞘腫は極めて稀であり,今日までわれわれが検索し得た限りでは29例が報告されているにすぎない1-10,12,14,16-19,21,23-29).そのほとんど,すなわちBerger4)の報告例以外の28例に舌下神経麻痺がみられた.今回われわれは全く舌下神経麻痺をきたさず,術前のCTがその診断に非常に有用であった症例を経験したので,考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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