icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻12号

1986年11月発行

文献概要

症例

Deep sylvian meningiomaの1治験例

著者: 平尾正人12 岡伸夫1 平島豊1 堀江幸男1 高久晃1

所属機関: 1富山医科薬科大学脳神経外科 2現籍 平尾内科医院

ページ範囲:P.1471 - P.1478

文献購入ページに移動
I.はじめに
 臨床上経験する頭蓋内髄膜腫のほとんどは硬膜もしくは脳室脳絡叢に付着して存在するが,このような付着をもたない稀少例も知られている.Cu—shingとEisenhardtはシルビウス裂内に発育したこの種の髄膜腫2例を報告し,"deep sylvian psammomenin—gioma"とよび,その後もいくつかの名称のもとにこうした髄膜腫の報告がなされてはいるものの,その総数はいまだ20余例にすぎず,充分な補助診断と治療が行われている報告は近年の数例に限られる.最近われわれはシルビウス裂内に発生した髄膜腫の1根治例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら