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症例
原発性大脳半球間裂部硬膜下膿瘍の1例
著者: 松井豊13 安部倉信1 安田隆彦2 吉峰俊樹3 谷岡恒雄4
所属機関: 1医誠会病院脳神経外科 2医誠会病院内科 3大阪大学脳神経外科 4医誠会病院外科
ページ範囲:P.1607 - P.1611
文献購入ページに移動原発性大脳半球間裂部硬膜下膿瘍は稀な疾患であり,頭蓋内膿瘍の症状に加えて特異な局在徴候もみられる.CTスキャン出現以来,膿瘍完成後の診断は比較的容易となったが,病初期の診断はいまだ困難である.保存的治療の結果,一時症状は緩解したが再び増悪をきたし,開頭・ドレナージ術を要した大脳半球間裂部に限局する硬膜下膿瘍の1例を経験したので報告する.
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