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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻2号

1986年02月発行

文献概要

研究

小児の脳血管障害の発生頻度とその特徴—小児総合病院における120例の検討

著者: 大井静雄1 山田洋司1 佐々木浩治1 松本悟2

所属機関: 1国立療養所香川小児病院脳神経外科 2神戸大学脳神経外科

ページ範囲:P.161 - P.168

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I.緒言
 脳血管障害による死亡数は本邦において毎年人口十万人に122.8人(昭和58年度14))に上り,神経疾患のなかでも最も一般的に経験されるものである.しかしながら脳血管障害は成人病としてその代表的な存在であるとされる一方で,小児における脳血管障害を総合的にその種類,頻度,特徴などにおいて体系づけた報告は少ない.この論文の目的は,この観点より小児疾患の総合臨床における脳血管障害の発生頻度とそれぞれの病態の特徴を分析することにある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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