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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻3号

1986年03月発行

文献概要

解剖を中心とした脳神経手術手技

本態性眼瞼痙攣(Meige症候群)に対する顔面神経切除術

著者: 石島武一1

所属機関: 1東京都立神経病院脳神経外科

ページ範囲:P.235 - P.242

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I.はじめに
 半側顔面痙攣に対する治療はGardner7)やJannetta12)らによる神経血管減圧術が極めて有効であり,この疾患に対するfirst choiceとしてほぼ定着している.したがって,この原因は末梢にあると考えられ,理論的にもKim13)らの研究はその考えを支持している.しかし,本態性眼瞼痙攣は病態が異なり,神経血管減圧術は無効であり,原因は中枢にあるであろうと推測されている.
 筆者は2例の本疾患に対して顔面神経の選択的切除術を行い,効果を得た.わずかな経験ではあるが,その手術手技に関し報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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