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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻3号

1986年03月発行

文献概要

研究

大脳半球障害の反対側Blink reflexに及ぼす影響について

著者: 河村弘庸1 天野恵市1 谷川達也1 塩飽哲士1 喜多村孝一1

所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科

ページ範囲:P.277 - P.286

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I.はじめに
 最近,三叉神経の電気刺激や角膜の機械的刺激または電気刺激により誘発されるblink reflex(trigemino-fa—cial reflex)における上位中枢の影響が注目されている.現在までに,大脳半球障害におけるこの反射の変化が検討され,大脳半球の反対側trigemino-facial reflexに及ぼす影響について,病巣と反対側の①spinal trigemi—nal complexへのfacilitatory effect(Kimura1),On—gerboer de Visser2)),②顔面神経核およびbulbar la—teral reticular formationへのfacilitatory effect(On—gerboer de Visser and Kuypers3),Danger4)),③pon—tine trigeminal centerへのfacilitatoryまたはinhi—bitory effect(Dehen et al5),Darian-Smith6))などがあげられているが,報告者の間で必ずしも意見の一致がみられているわけではない7,8)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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