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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻3号

1986年03月発行

文献概要

症例

三叉神経鞘腫と鞍上部くも膜のう腫の合併例

著者: 天笠雅春1 佐藤博雄1 新妻博1 鈴木二郎1

所属機関: 1東北大学脳研脳神経外科

ページ範囲:P.357 - P.360

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I.はじめに
 三叉神経鞘腫trigeminal neurinomaは比較的稀な腫瘍であり,全頭蓋内腫瘍の0.1-0.3%1)を占める.1976年までに当科で経験した症例10例の臨床像については小松ら8)がすでに報告しており,当科での頻度は0.8%であった.一方,鞍上部くも膜のう腫suprasellar arach—noid cystはくも膜のう腫の10%15)を占め,五十数例の報告がある6)が,CT導入後その発見は増加しているといわれる.われわれは最近この両者が隣り合って合併していた症例を経験したので若干の考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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