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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻3号

1986年03月発行

文献概要

症例

巨大脳底動脈瘤の1手術治験例—脳保護剤(仙台カクテル)とバルーンカテーテルを用いて

著者: 金城利彦1 溝井和夫1 高橋明1 吉本高志1 鈴木二郎1

所属機関: 1東北大学脳研脳神経外科

ページ範囲:P.397 - P.402

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I.はじめに
 脳動脈瘤の中でも最大径が25mm以上の巨大動脈瘤の手術は総じて困難であり,特に脳底動脈系の巨大動脈瘤は最も直達手術が困難であるとされている.最近われわれは最大径35mmにも及ぶ巨大脳底動脈瘤に対し,脳保護剤(仙台カクテル)の投与下にバルーンカテーテルテクニックを応用して動脈瘤への一時血流遮断を行いつつ直達摘出手術を施行し,根治せしめた症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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