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研究
遅発性脳血管攣縮の免疫学的検討—第1報
著者: 白坂有利12 天野嘉之1 水谷哲郎1 高野橋正好1 服部和良1 田ノ井千春1 大瀧和男1
所属機関: 1静岡済生会病院脳神経外科 2現 浜松医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.493 - P.497
文献購入ページに移動脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血後発生する,いわゆる遅発性脳血管攣縮の病態において,免疫学的報告は少ない.星ら2,14)によれば,C1q binding substanceが検出され,それによる血管炎として遅発性血管攣縮をとらえており,また,Pellettieriら11)によれば攣縮を呈した症例の末梢血におけるimmune complexの増加を報告している.
今回著者らはくも膜下出血発症後に系統的な細胞性免疫能を測定することにより興味ある知見を得たので報告する.
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