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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻4号

1986年03月発行

文献概要

研究

遅発性脳血管攣縮の免疫学的検討—第1報

著者: 白坂有利12 天野嘉之1 水谷哲郎1 高野橋正好1 服部和良1 田ノ井千春1 大瀧和男1

所属機関: 1静岡済生会病院脳神経外科 2現 浜松医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.493 - P.497

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I.はじめに
 脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血後発生する,いわゆる遅発性脳血管攣縮の病態において,免疫学的報告は少ない.星ら2,14)によれば,C1q binding substanceが検出され,それによる血管炎として遅発性血管攣縮をとらえており,また,Pellettieriら11)によれば攣縮を呈した症例の末梢血におけるimmune complexの増加を報告している.
 今回著者らはくも膜下出血発症後に系統的な細胞性免疫能を測定することにより興味ある知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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