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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻4号

1986年03月発行

文献概要

症例

クリッピング後,その近傍に新たに発生し極めて短期間に破裂に至った脳動脈瘤

著者: 浅利正二12 国塩勝三1 角南典生1 山本祐司1 桜井勝2 鈴木健二2

所属機関: 1松山市民病院脳神経外科 2岡山大学脳神経外科

ページ範囲:P.587 - P.591

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I.はじめに
 現在,脳動脈瘤の最も確実で安全な治療方法は,頭蓋内直達手術による柄部クリッピングであることは論をまたない.しかし一方では,少数ながらクリッピング後の再発例も報告されている.
 われわれは破裂中大脳動脈瘤クリッピング後,全経過がわずか12日という極めて短期間にクリップの近位側に新たな動脈瘤が発生,増大し破裂に至った特異な症例を経験した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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