icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻6号

1986年05月発行

文献概要

研究

高血圧性小脳出血の重症度分類と手術適応について

著者: 吉田伸子12 加川瑞夫1 竹下幹彦1 喜多村孝一1

所属機関: 1東京女子医科大学脳神経外科 2現 帝京大学耳鼻咽喉科教室

ページ範囲:P.725 - P.731

文献購入ページに移動
I.はじめに
 高血圧性小脳出血はCTの導入によって局在診断が容易となり,近年発見率が高くなってきている.また,小脳出血は,高血圧性脳内出血のなかでも最も外科的治療が優先され,急性期に手術が行われる機会が多い.しかしながら,CT導入以後,保存的治療で機能的にも極めて予後良好の経過をとるものや,手術療法を行っても予後不良のものがあり,臨床症状とCT上の所見をあわせて,手術適応を含めた本疾患の治療方針について検討する報告が最近増えてきている.そこでわれわれは,高血圧性小脳出血の個々の症例について比較検討し,その重症度分類を行い手術適応について考察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら