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研究
脳動静脈奇形に関する研究—3.Dynamic CTによる循環動態の検討
著者: 竹下幹彦1 加川瑞夫1 佐藤和栄1 喜多村孝一1 小林直紀2 小野由子2 柿木良夫2
所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科 2東京女子医科大学脳神経センター神経放射線科
ページ範囲:P.733 - P.739
文献購入ページに移動X線CTスキャンの進歩に伴い,スキャン時間,スキャン間隔の短縮による高速スキャンが可能となり,dy—namic CTを用いて循環動態の評価が可能となってきた.
一方,脳動静脈奇形(以下AVMと略す)における循環動態の検討は,1948年Shenkin25)の報告以来,主にアイソトープを利用した循環動態の報告がいくつか認められる5,10,11,15-17,20,23,24,27,28).しかしながら,AVMの循環動態の把握は,これらを用いた方法でも必ずしも容易ではなく,未解決の部分も少なくない.
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