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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻6号

1986年05月発行

文献概要

症例

小脳橋角部Xanthogranulomaの1手術例

著者: 勝田洋一1 柳田範隆1 古和田正悦1 二渡克弥1

所属機関: 1秋田大学脳神経外科

ページ範囲:P.803 - P.807

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I.はじめに
 頭蓋内xanthogranulomaの頻度は剖検で1.6-7%5,24)と報告されているが,臨床症状を呈した症例の報告は極めて少数である.今回文献を渉猟した限りでは18例1,3,4,8-10,12,14-18,20-23)にすぎず,そのうちで手術例は16例であり,小脳橋角部に発生した症例の報告はみられない.頭蓋内xanthogranulomaは良性腫瘍であるが,予後は必ずしも良好ではなく,近年その発生機序を含めて種々論議されている2,11,15,19)
 最近,小脳橋角部に発生したxanthogranulomaの1手術例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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