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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻7号

1986年06月発行

文献概要

研究

大後頭孔,上部頸椎良性腫瘍の画像診断

著者: 西浦巌1 小山素麿1 田中公人1 相井平八郎2

所属機関: 1大津市民病院脳・神経外科 2大津市民病院神経内科

ページ範囲:P.837 - P.845

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I.はじめに
 頭蓋頸椎移行部から上部頸椎に発生する腫瘍はその部位の解剖学的特徴から臨床症状に乏しい場合が多く,各種の補助診断を駆使しても見落とされることが少なくない.ところがこのレベルには,良性腫瘍が多く発生し,手術的療法により完全な社会復帰を果たしうる場合も少なくない.
 1980年以来,5年間にわれわれが経験した脊髄,脊椎腫瘍80余例のうち上部頸椎良性腫瘍は12例であった.脊髄腫瘍に対する診断はCT器械の進歩により,より正確になされるようになったが,このレベルの神経放射線学的所見を総合的に検討した報告は少ない6,17,23)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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