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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻8号

1986年07月発行

文献概要

研究

CT上髄腔内播種と診断される悪性脳腫瘍の予後と病態

著者: 加藤恭三1 吉田純1 景山直樹1

所属機関: 1名古屋大学脳神経外科

ページ範囲:P.981 - P.987

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I.はじめに
 悪性腫腫瘍のなかでもmedulloblastomaやgermi—nomaは髄腔内播種をきたしやすい腫瘍とされている.播種後の予後は一般に不良で,その診断および治療は現在でも重要な課題となっている7, 10).これに対し,ma—lignant gliomaもCT上,脳室壁あるいは脳底槽にそって増強効果を伴う線状陰影が出現し,腫瘍の髄腔内播種が疑われると,その後の予後は極めて不良なことは日常よく経験するところである.今回われわれはこれら,CT上髄腔内播種と診断されたmalignant gliomaをmedulloblastomaの髄腔内播種と比較検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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