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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻8号

1986年07月発行

文献概要

症例

術後緊張性気脳症の3例

著者: 姉川繁敬1 重森稔1 吉田昌史1 古城信人2 鳥越隆一郎2 白水徹2 倉本進賢2

所属機関: 1済生会福岡総合病院脳神経外科 2久留米大学脳神経外科

ページ範囲:P.1017 - P.1022

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I.はじめに
 緊張性気脳症は頭蓋内の硬膜外,くも膜下,脳室内あるいは脳実質内に空気ないしはガスが貯留し,頭蓋内圧上昇をきたすものをいう.
 著者らは,現在までに稀な原因により発生した3例の術後緊張性気脳症を経験したが,これらの発生には種々の人為的な操作による髄液圧の低下が大きな役割を果たしていると考えられた.そこで症例を呈示し,若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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