icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻9号

1986年08月発行

文献概要

症例

Precocious pubertyをきたしたHypothalamic hamartomaの手術経験

著者: 久間祥多15 桑原武夫1 千葉康洋2 山口和郎3 関戸謙一3 柳下三郎4

所属機関: 1横浜市立大学脳神経外科 2神奈川県総合リハビリテーションセンター脳神経外科 3神奈川県立こども医療センター脳神経外科 4神奈川県総合リハビリテーションセンター病理科 5現籍 神奈川県立がんセンター脳神経外科

ページ範囲:P.1095 - P.1103

文献購入ページに移動
I.はじめに
 hypothalamic hamartomaはprecocious pubertyの原因のなかでは稀なものであるが,しかし高率にpre—cocious pubertyを合併することで従来より注目されている.最近は詳細な内分泌学的検索のもとに,その内分泌異常の成因について,いくつかの興味ある報告がなされている.
 一方,外科的治療については,部位的に摘出困難な場所であること,また多くは脳実質と連続しているため全摘された例はなく,ほとんどが試験切除程度にとどまっている.しかし近年,手術後にprecocious pubertyが改善したり,治療困難なけいれん発作が軽快するような報告が散見され,手術に対する関心が高まりつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら