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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科14巻9号

1986年08月発行

文献概要

症例

Cerebral arterial ectasiaの4例—その臨床像と治療法について

著者: 花北順哉1 三宅英則1 長安慎二1 鈴木孝典1 西正吾1

所属機関: 1静岡県立総合病院脳神経外科

ページ範囲:P.1141 - P.1145

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I.はじめに
 異常に拡張,蛇行した脳血管はさまざまな名称で呼ばれており,たとえばarteriosclerotic aneurysm5),fusi—form aneurysm1,11,13),aneurysmal malformation16),ser—pentine artery15),megadolichoectasia14,17,20),arterialectasia2,19)などの名称が使われている.これらの血管は臨床的には種々の脳神経の圧迫症状を呈したり,第3脳室を圧迫して水頭症をきたして発見されることが多いが,ときにはくも膜下出血をきたすことがあり,また虚血性脳病変を生じることも報告されている.われわれは最近,4例のcerebral arterial ectasia症例を経験したので,その臨床像と脳血管撮影所見を報告し,その治療法について考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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