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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科15巻1号

1987年01月発行

文献概要

解剖を中心とした脳神経手術手技

上位脳幹部AVMの摘出—アプローチの考察

著者: 米川泰弘1 橋本信夫1

所属機関: 1京都大学脳神経外科

ページ範囲:P.7 - P.13

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I.はじめに
 従来脳幹部脳動静脈奇形(AVM)は摘出不能とされてきたが,micro—surgeryの発達と脳幹周囲のmicro—anatomyおよびAVMの病態生理がより明らかになるにつれ,摘出可能例があることが理解されるようになってきた1-4,6,13).特にDrakeによって脳幹部AVMのなかにはextrapialのものがあり,摘出可能例があることが示されたことは重要である2,3)
 またこの部のAVMは出血の際に外眼筋麻痺をきたす,再出血や部分摘出に終わった時の予後が非常に悪いなどと,AVMのなかでも一つの範疇をなすと考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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