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研究
診断困難な髄液鼻漏に対するRI count法の応用
著者: 山本良裕1 国塩勝三1 角南典生1 山本祐司1 浅利正二2 佐藤透2 須賀正和2
所属機関: 1松山市民病院脳神経外科 2岡山大学脳神経外科
ページ範囲:P.33 - P.37
文献購入ページに移動髄液鼻漏の診断方法として,従来よりさまざまな手段が用いられてきたが,いずれもその信頼性・安全性の面で問題がある.1956年Crowら2)が報告した,髄腔内に注入したRadioisotope(RI)を,鼻腔内に挿入した糸つき綿球で検出する方法は,髄液鼻漏の存在とその部位診断が同時に可能であり,信頼性も高いと考えられている.われわれはこの方法をRI count法と称しているが,特にRI髄注後,腹臥位または頸部前屈位負荷をかけることによって,初めて部位診断が可能となった2症例を経験したので,これらを呈示し文献的考察を加えて報告する.
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