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症例
著明な頭蓋外進展を示した三叉神経鞘腫の1例
著者: 伏見進1 三浦俊一1 須田良孝1 藤井聡1 古利田正悦1
所属機関: 1秋田大学脳神経外科
ページ範囲:P.1117 - P.1122
文献購入ページに移動近年,CTの解像力の向上や診断技術の進歩から,三叉神経腫瘍は比較的早期に診断されるようになったが,一方では巨大に発育して著明な頭蓋外進展を示した症例も稀ながら報告されており,現在まで文献上で7例1, 5-7, 9)の報告がある.本邦では山田ら9)が頭蓋底を破壊して側頭下窩に達した1例を報告している.
最近,15年来の顔面の知覚異常を訴える症例で,主として頭蓋外に著明に進展した三叉神経鞘腫の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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