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症例
著明な頭蓋内外進展をきたしMRIが有用であったGlomus jugulare tumorの1例
著者: 森迫敏貴1 呉屋朝和1 脇坂信一郎1 木下和夫1
所属機関: 1宮崎医学大学脳神経外科
ページ範囲:P.1227 - P.1231
文献購入ページに移動glomus jugulare tumorは側頭骨頸静脈球付近より発生する腫瘍で,その多くは耳鼻科領域で扱われてきた.今回われわれは脳幹部を圧迫し,著明な頭蓋内外進展をきたした1例を経験した.MRI(magnetic resonance imaging)は,診断,治療に際し,腫瘍の進展様式およびその広がりを知る上で非常に有用であった.本腫瘍について若干の文献的考察を加え報告する.
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