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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科15巻11号

1987年11月発行

文献概要

症例

中頭蓋底より後頭蓋窩に進展したChondromyxoid fibromaの1例

著者: 森川栄治1 佐々木富男1 馬杉則彦1 橋本敬祐2 岩田純一3

所属機関: 1関東労災病院脳神経外科 2関東労災病院病理 3関東労災病院内科

ページ範囲:P.1233 - P.1238

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I.はじめに
 chondromyxoid fibromaは,1948年にJaffeおよびLichtenstein8)により1つのentityとして確立された良性の骨腫瘍である.その発生頻度は全骨腫瘍の1%以下5,13)と非常に稀で,しかも大部分が下肢の長管骨のmetaphysisに発生する3,5,8,13).頭蓋骨への発生例は極めて少なく,現在までに数例の報告を見るのみである2,9,10,12,16-18)
 今回われわれは,精神症状で発症し,血小板減少を伴った,頭蓋底部の巨大なchondromyxoid fibromaの1手術治験例を経験したので,ここに報告し,文献的考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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