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研究
脳動静脈奇形周囲脳組織の病態—NMR-CTによる観察
著者: 藤原悟1 吉本高志1 木内博之1 鈴木二郎1 山田健嗣2 松沢大樹2
所属機関: 1東北大学脳研脳神経外科 2東北大学抗研放射線科
ページ範囲:P.133 - P.140
文献購入ページに移動脳動静脈奇形(以下AVM)は種々の脳症状を呈し,その原因もいろいろ挙げられているが,上としてAVMからの出血.によるものとAVMが周囲脳組織に何らかの影響を及ぼしたために生ずるものとに大別される.これらのうち出血そのもの,もしくは出血後の水頭症などは従来のX線CT(以下X-CT)により容易に検出できるが,AVMが周囲脳組織に及ぼす影響や周囲脳組織の示す病態については,これ虫で脳血管撮影や脳循環などの立場から種々の議論がなされてはいるものの三次元的把握は困難であった.そこでわれわれはこのAVM周囲脳組織の病態解明の一助としてNMR-CTを用い,AVMを含めた周囲脳組織のイメージング,T1・T2計算画像による観察および関心領域(以下ROI)のT1・T2緩和時間値の測定を試みたので報告する.
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