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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科15巻2号

1987年02月発行

文献概要

症例

頸部黄色靱帯ピロリン酸カルシウム結晶沈着症における新知見

著者: 川野信之1 松野昻士2 宮沢七郎3 内山晃1 大高弘稔1 三井公彦1 橘滋国1

所属機関: 1北里大学脳神経外科 2北里大学化学 3北里大学電子顕微鏡センター

ページ範囲:P.181 - P.190

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I.はじめに
 ピロリン酸カルシウム結晶沈着症(calcium pyrophos-Phate dihydrate crystal deposition disease, CPPDcdd)はMcCartyら33-35)の業績以来,多くの報告が相つぎ,その本態の解明がなされつつある.しかし,いまだ不明の点が多い新しい疾患概念である.
 本症は,一般に関節軟骨に発生するので別名chon—drocalcinosis48,49),pyrophosphate arthropathy9,10)またはpseudogout syndrome32)とも呼ばれている.また近年,関節外にもCPPDcddが発生することも注目され始めている8,17,18)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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